2025/06/24骨董品買取BLOG
【中国書画作家特集・第9回】東海エリアで高評価!今注目の中国書画作家5選と買取のポイント
【中国書画作家特集・第9回】東海エリアで高評価!今注目の中国書画作家5選と買取のポイント
中国書画は、歴史的価値と芸術性を兼ね備えた貴重な文化財であり、骨董市場でも高い評価を受けています。今回は、岐阜・三重を中心に、当店でも特にご相談が多い5名の作家をご紹介。ご自宅に眠る作品が思わぬ高額になるケースもありますので、ぜひ参考にしてください。
① 陳洪綬(ちんこうじゅ/チェン・ホンショウ)
時代・背景: 明代末期の人物画の名手で、個性的な表現で知られる。
作風: 線描を強調した緻密な人物描写が特徴。風俗画や歴史画に秀でる。
市場評価: 院体画と民間画の中間的存在として評価が高まり、特に細密描写の作品は国内外で人気。
岐阜での例: 岐阜県高山市の旧家より見つかった人物画が陳洪綬の筆とされ、170万円以上で取引された実績あり。
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② 八大山人(はちだいさんじん/バーダー・シャンレン)
時代・背景: 清初期の異才画家。本名は朱耷。明王朝の末裔として精神性の高い作品を多く残す。
作風: 簡略化された構図と大胆な筆致。特に花鳥画や魚のモチーフに独特のユーモアと哲学が宿る。
市場評価: 真筆であれば高額。近年はアジアの現代アート収集家からも注目。
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③ 董源(とうげん/ドン・ユエン)
時代・背景: 五代十国〜北宋初期の山水画の祖。
作風: 「平遠」「高遠」など奥行きを意識した構図が特徴。
市場評価: 真筆の可能性は極めて少ないが、模写作品や後世の影響作でも評価される。
査定のポイント: 絹本や紙本に描かれた古画は、保存状態と来歴が価格に大きく影響。
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④ 趙孟頫(ちょうもうふ/ジャオ・モンフー)
時代・背景: 元代を代表する書画家で、政治家・書家としても著名。
作風: 流麗で優雅な書と、伝統的な文人画が融合された作品群。
市場評価: 書の評価が非常に高く、模写でも美術的価値あり。
買取の傾向: 書画ともに掛軸・巻物形式が多く、状態や印章の正確性が重要視される。
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⑤ 陳淳(ちんじゅん/チェン・チュン)
時代・背景: 明代中期の花卉画家。
作風: 余白を活かした洒脱な花鳥画を多く残し、墨彩のバランスに秀でる。
市場評価: 花卉画の先駆者的存在として再評価されており、墨と彩色の調和が好まれる。
岐阜県での相談例: 美濃地方の書画収集家からの依頼で、陳淳様式の牡丹画が専門家によって真作と判定され、90万円で成約。
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東海エリアにも眠る名作、次はご自宅の作品が評価されるかもしれません
これらの作家の作品は、一般の方にとっては“誰の作品か分からない”ことも多く、真作であれば数十万円から数百万円に達することもあります。岐阜県・三重県でも、代々の蔵や旧家から逸品が発見されるケースが増えています。
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