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2025/11/07骨董品買取BLOG

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思い出を大切にしながら手放す方法 ― 骨董品査定の心得と心構え

遺品整理や実家の片付けをしていると、懐かしい思い出とともに数々の品物に出会います。古い茶碗、掛軸、香炉、鉄瓶、そして香木など――。それぞれには家族の記憶が宿っており、手放すことにためらいを感じる方も少なくありません。

しかし、骨董品には「思い出の品」であると同時に「文化的価値」や「市場価値」も存在します。今回は、思い出を大切にしながら骨董品を上手に手放す方法、そして査定を受ける際の心得を詳しくご紹介いたします。

1.思い出を残す“形”は、手元に残すだけではない

家族の遺品や祖父母が愛用していた骨董品を前にすると、多くの方が「捨てるのは忍びない」「誰かに譲るのも気が引ける」と感じます。しかし、形として手元に残すことだけが“思い出を残す”方法ではありません。

例えば、掛軸や茶道具、香木などを査定前に写真に残しておくことで、データとして思い出を保管することができます。さらに、由来やエピソードをメモに記しておくことで、後世にその“物語”を伝えることが可能です。

このように、心の整理と記録を同時に行うことが、手放す第一歩としてとても大切です。

2.価値を知ることで「後悔のない整理」ができる

骨董品の中には、一見古く見えても高い価値を持つものが少なくありません。たとえば、茶道具の中でも著名作家の作品や、鉄瓶では龍文堂・金寿堂・高橋敬典・角谷一圭など名工によるものは、高額で取引されることがあります。

香木においても、沈香や伽羅といった香料は、数十年前に購入された小片が今では驚くほどの価格になることもあります。仏具や香炉の中にも、唐金製や純銀製のもの、または中国明清時代のものなどが混ざっている場合もあります。

このように「価値を知ること」は、単に高く売るためではなく、思い出の品を正しく見つめ直すための大切な工程なのです。

3.査定を依頼する前に気をつけたいポイント

査定に出す前に、次の3つを意識しておくと良いでしょう。

  • ①付属品の確認:共箱・箱書き・証明書・由来のある手紙などが残っていれば一緒に提出。
  • ②無理に磨かない:古い鉄瓶や香炉などは、錆びや汚れも「時代の味」として価値を高めることがあります。
  • ③複数の専門分野に対応する業者へ:茶道具・掛軸・香木・仏具など、幅広く査定できる店舗を選ぶことが重要です。

特に遺品整理の際は、時間に追われてまとめて処分してしまうこともありますが、専門店に一度相談するだけで、後悔のない判断ができます。

4.思い出を引き継ぐという選択

骨董品を売却するという行為は、決して“思い出を捨てる”ことではありません。 次の世代へ“文化を託す”という新しい形の継承でもあります。

たとえば、香木や茶道具などは、今も多くの茶人や香道家によって愛用されています。 あなたの家に眠っていた品が、次の持ち主のもとで再び使われることで、その香りや形が未来に受け継がれていくのです。

「思い出を守りながら手放す」――それは、モノの価値と心の価値を両立させる素晴らしい選択です。

5.専門店に相談することで安心の整理を

骨董品の査定には、長年の経験と知識が欠かせません。特に、香木・茶道具・掛軸・仏具など多岐にわたる品々を扱う場合は、専門的な目利きが求められます。

当店(骨董品買取専門店 名古屋本店)では、東海地方全域を対象に、遺品整理や蔵出し品の査定を数多く行っております。 ご希望に応じて、出張査定・店頭査定のどちらも対応可能です。

大切な思い出とともにあるお品を、丁寧に査定し、価値を正しくお伝えいたします。 お気軽にご相談ください。

【骨董品買取専門店 名古屋本店】
愛知・岐阜・三重・静岡エリア対応
公式サイト:https://kaitori-art.com/
電話:0120-066-932

家族の思い出を大切にしながら、新たな価値を見つける。 骨董品との“最後の対話”を、ぜひ専門店にお任せください。

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