2025/12/16骨董品買取BLOG
今こそ見直したい「骨董品の安全な保存方法」と地震対策
北海道地震から1週間――今こそ見直したい「骨董品の安全な保存方法」と地震対策
青森で発生した地震から、1週間が経ちました。
被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
地震のニュースをきっかけに、「自宅にある骨董品や美術品は大丈夫だろうか」
そう不安に感じられた方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、地震後だからこそ知っておきたい、
骨董品を安全に守る保存方法・置き方・日常でできる対策を、骨董買取専門の視点から詳しく解説します。
■ 地震で最も被害を受けやすい骨董品とは
地震の揺れによって、骨董品は想像以上にダメージを受けやすいものです。
特に以下のような品は注意が必要です。
- 陶磁器(茶碗・急須・花瓶・香炉)
- 鉄瓶・金属工芸品(転倒・床への衝突)
- 掛軸・屏風(落下・折れ・裂け)
- 香木・香道具(割れ・欠け・湿気の影響)
- ガラスケース内の骨董品
一度の転倒や落下で、修復不可能な損傷を受けてしまうケースも少なくありません。
■ 骨董品を地震から守る「基本の保存対策」
① 高い場所に置かない
棚の上・食器棚の最上段などは、地震時に最も危険です。
重たい骨董品ほど、腰より低い位置での保管をおすすめします。
② 直接置きは避け、緩衝材を使う
陶磁器や香炉、急須などは、棚板に直接置かず、
布・和紙・フェルトなどを敷くことで衝撃を大きく軽減できます。
③ 箱のある骨董品は必ず箱へ
共箱・合わせ箱がある場合は、展示よりも箱に戻して保管するのが最も安全です。
特に地震後は、一時的に箱へ戻すことを強くおすすめします。
■ 掛軸・書画・紙物の地震後チェックポイント
揺れの後、見落とされがちなのが掛軸や書画です。
- 軸先が緩んでいないか
- 落下時の折れ・シワがないか
- 湿気によるカビの兆候が出ていないか
一見問題がなさそうでも、内部で裂けが進行している場合もあります。
異変を感じたら、無理に触らず専門家へ相談することが大切です。
■ 香木・香道具は「割れ」と「乾燥」に注意
香木や香道具は、地震の揺れで割れるだけでなく、
環境変化による急激な乾燥でも価値が下がる恐れがあります。
地震後は部屋の換気やエアコン使用が増えるため、
- 直射日光を避ける
- 急激な温度・湿度変化を避ける
- 密閉しすぎない木箱で保管する
といった点を意識してください。
■ 地震後に「処分」する前に必ず確認してほしいこと
地震の後、割れやヒビを見つけて、
「もう価値がないだろう」と処分してしまう方も少なくありません。
しかし、骨董品の中には、
- 修復可能なもの
- 多少の傷があっても評価される作家物
- 部品・香木の一部だけでも価値があるもの
も多く存在します。
自己判断で処分する前に、必ず専門店へ相談することが、後悔しないための大切なポイントです。
■ 骨董品買取専門店として伝えたいこと
地震は、いつ・どこで起こるか分かりません。
だからこそ、日頃からの保存方法と、いざという時の知識が重要です。
当店では、
- 骨董品の安全な保管方法のご相談
- 地震後の状態確認・査定
- 遺品整理や整理途中の骨董品相談
にも対応しております。
■ 地震後の骨董品査定・ご相談はこちら
「これ、割れてしまったけど見てもらえるだろうか」
「保存方法が正しいか不安」
そんな時こそ、お気軽にご相談ください。
骨董品買取専門店 名古屋本店
公式サイト:https://kaitori-art.com/
電話番号:0120-066-932
被災地の一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
