【中国元代 哥釉のお皿を買取いたしました】 - 名古屋市の骨董品買取専門店

骨董品買取BLOG

2025/03/02骨董品買取BLOG

【中国元代 哥釉のお皿を買取いたしました】

こんにちは。名古屋骨董品買取専門店です。

このたび、中国・元代(1271年~1368年)に作られた哥釉(かゆう)のお皿をお客様より買取いたしました。哥釉は宋代から続く伝統的な陶磁器の一種で、非常に美しい貫入(かんにゅう)が特徴です。今回お預かりしたお皿も、長い時を経た趣深い風合いと、見事な貫入が見られる逸品でした。

本日は、この哥釉についての解説と、中国陶磁器の市場価値、さらには当店での買取の流れについても詳しくご紹介いたします。

哥釉(かゆう)とは? その歴史と特徴

哥釉(かゆう)とは、中国・宋(960年~1279年)から元代(1271年~1368年)にかけて作られた青灰色または淡黄色の釉薬(ゆうやく)をかけた陶磁器です。特に、「貫入(かんにゅう)」と呼ばれる細かいヒビ模様が特徴的で、これは焼成後の冷却時に釉薬と胎土(たいど/素地)との収縮率の違いによって自然に生じたものです。

この独特の貫入模様は、陶磁器に深みのある表情を与え、宋代・元代の文人たちの間で大変珍重されました。また、貫入の隙間に墨や茶を染み込ませることで、より美しいコントラストを生み出す「鉄線・金線(てっせん・きんせん)」と呼ばれる装飾技法も存在します。

哥釉の代表的な窯には、龍泉窯(りゅうせんよう)官窯(かんよう)がありますが、特に哥窯(かよう)**と呼ばれる窯で作られた作品が高く評価されています。

今回、お客様から買取させていただいた哥釉のお皿は、元代のもので、上品な青灰色の釉薬と、はっきりとした貫入模様が特徴でした。経年による自然な風合いが感じられ、時代を経てもなお美しさを保っています。

また、お皿の縁部分にはわずかに鉄分を含む黒い釉薬が見られ、これは当時の哥窯特有の技法です。裏面には三脚痕(さんきゃくこん)が確認でき、これは焼成時に器を支えるための支柱が接触していた跡です。このような細かな点からも、当時の製作技法や歴史的背景を読み取ることができます。

このような哥釉の陶磁器は、現存数が少ないことから非常に価値が高く、市場でも人気があります。

中国陶磁器の市場価値について

近年、中国陶磁器の市場価値は世界的に高まっており、特に宋・元・明・清時代の陶磁器は、コレクターや美術館、投資家からも高く評価されています。

特に人気の高い中国陶磁器の種類

宋代の青磁(龍泉窯・官窯・定窯など)

元代の青花(せいか/染付磁器)

明代の五彩や赤絵磁器

清代の粉彩(ふんさい)や琺瑯彩(ほうろうさい)

これらの陶磁器は、作られた時代や状態、窯の種類によって査定額が大きく変わります。特に、歴史的背景が明確で保存状態が良いものは、高額査定が期待できます。

今回買取した哥釉のお皿のように、元代や宋代の陶磁器は現在も非常に人気が高く、海外のオークションでも高値で取引されることが多いです。

 

当店の骨董品買取サービスについて

当店では、中国陶磁器をはじめ、幅広い骨董品の買取を行っております。

1. お問い合わせ(お電話・メール・LINEでご相談可能)

2. 無料査定(写真査定・店頭査定・出張査定に対応)

3. 査定結果のご報告(市場相場や作品の価値を丁寧に説明)

4. ご納得いただければ買取成立・即日現金お支払い

特に、中国美術品、茶道具、古陶磁、掛け軸、書画、武具、仏像などの買取を強化しております。ご自宅に眠っている骨董品がございましたら、ぜひ一度ご相談ください。

 

今回は、中国元代の哥釉のお皿の買取実績をご紹介しました。哥釉のような中国陶磁器は、世界中のコレクターからの人気が高く、市場価値も上昇傾向にあります。

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このようなお悩みがございましたら、ぜひ当店にご相談ください。専門知識を持つスタッフが、一点一点丁寧に査定いたします

皆様からのご相談を心よりお待ちしております!

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