【老舗お茶屋様より、由緒ある香木(沈香)をお譲りいただきました】 - 名古屋市の骨董品買取専門店

骨董品買取BLOG

2025/05/18骨董品買取BLOG

【老舗お茶屋様より、由緒ある香木(沈香)をお譲りいただきました】

こんにちは。名古屋骨董品買取専門店です。
今回は、長年にわたり茶道の世界に携わってこられた老舗のお茶屋様より、非常に貴重な香木(こうぼく)をお譲りいただきましたので、ご紹介させていただきます。

■ 香木とは?──古来より重宝されてきた「香りの芸術」

香木とは、主に「沈香(じんこう)」や「伽羅(きゃら)」など、天然の香りを発する樹木のことを指します。
これらの香木は、特定の樹木が長年にわたり自然に樹脂を内部に蓄えたものであり、燃やすことで独特の芳香を放ちます。

特に以下のような分類があり、それぞれ香りや希少価値が異なります:
• 沈香(じんこう):東南アジア原産のジンチョウゲ科の樹木が、外傷や自然環境によって樹脂を蓄えたもの。質や香りにより「羅国」「真那賀」「満那賀」などに細分化されます。
• 伽羅(きゃら):沈香の中でも、特に香り・重さ・色味・油分に優れた最上級品。日本では「香道の頂点」として扱われ、グラム単価が金以上になることもあります。

古来より、日本の香道(こうどう)や仏教儀式、さらには茶道においても重要な役割を担っており、「聞香(もんこう)」という香りを味わう文化が育まれてきました。

■ 今回お譲りいただいた香木のご紹介

今回、買取させていただいた香木は、以下の通りです:
• 重量:32グラム(※写真参照)
• 木質:油分を豊富に含み、焼香時に深く重厚な香りを発する沈香系
• 外観:自然な黒褐色の縞模様と高密度な年輪を持ち、経年による艶と風格を備える
• 出処:昭和期から茶道の席で使用されてきたものとのこと

実際に確認させていただいた際には、焚かずともほのかに香る自然な芳香が漂っており、保存状態の良さと品質の高さが際立っていました。

■ お茶屋様からお譲りいただいた背景

今回の香木は、三代続く京都の老舗お茶屋様が長年所蔵してこられたもので、茶席での使用や贈答品として大切に扱われてきた由緒ある品です。

「最近は使う機会が少なくなってしまい、香木としての価値をわかる人に託したい」とのお申し出により、当店で丁寧に査定・買取をさせていただきました。

香木は見た目だけでは真贋・価値の判断が難しく、香り・油分・密度・産地・保管状況など、多くの要素を複合的に評価する必要があります。当店では、長年の経験と専門知識を活かし、適正価格での買取を実現しています。

■ 香木の買取なら専門鑑定士がいる名古屋骨董品買取の専門店

香木は、その希少性と宗教・文化的価値の高さから、市場価値が非常に高い骨董品のひとつです。
特に以下のような方は、一度ご相談ください:
• ご自宅に香木や沈香のような木片があるが、価値が分からない
• 昔のお香道具・茶道具と一緒に保管されていた木片がある
• 焼香用に購入したものが未使用で残っている
• 遺品整理で見つかったが処分に迷っている

当店では、出張査定・宅配査定・持ち込み査定など、柔軟に対応しております。
また、査定料・出張費・キャンセル料などは一切無料ですので、ご安心ください。

■ まとめ

香木は、単なる「木」ではなく、長い年月と自然の神秘が生み出した「香りの芸術品」です。
その価値を正しく見極めるためには、専門知識と経験が不可欠です。

名古屋骨董品買取の専門店では、香木をはじめとする古美術品・茶道具・仏具など、多岐にわたる品々を誠実に査定・買取しております。
ご不要になった香木や、ご売却を検討中のお品がございましたら、ぜひお気軽にご相談くださいませ。

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