2025/07/08骨董品買取BLOG
【書道具買取】価値ある硯(すずり)を見極める|骨董品として評価される理由とは?
【書道具買取】価値ある硯(すずり)を見極める|骨董品として評価される理由とは?
書道具の中でも「硯(すずり)」は、長年使用されながらも美術工芸品として高く評価されるアイテムの一つです。特に希少な産地の硯や、名工によって彫られたものは、骨董品市場でも高額買取の対象となります。今回は、硯の種類や評価ポイント、そして実際の買取事例を交えてご紹介いたします。
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■ そもそも「硯」とは?──実用品と芸術品の両面を持つ存在
硯は墨をすって墨液をつくるための道具であり、日本や中国の書道文化においては欠かせない存在です。単なる実用品ではなく、彫刻や彫金が施された芸術品としての価値も高く、美術的観点からも評価されています。
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■ 高評価される硯の種類
以下のような硯は、特に骨董市場で需要があります。
◎ 中国硯(唐硯・端渓硯など)
中国の名硯は、日本の書家からも高く評価されています。特に広東省の「端渓硯(たんけいけん)」は、その美しい石質とすり心地の良さから、多くの書道家に愛用されてきました。唐硯(とうけん)も古硯として人気があります。
◎ 日本硯(赤間硯・雨畑硯・那智黒硯など)
・赤間硯(山口県):古くから幕府や藩主に納められた高級硯。美しい赤紫色が特徴です。
・雨畑硯(山梨県):墨の発色が良く、現代でもプロの書家に支持されています。
・那智黒硯(和歌山県):硬く滑らかな石質が魅力で、書道愛好家からも需要があります。
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■ 硯の買取で評価されるポイントとは?
1. 産地・石質
端渓や赤間などのブランド産地は高評価につながります。
2. 彫刻や作家銘の有無
箱書きや銘がある場合、その作家の人気度により査定額が大きく変わります。
3. 保存状態
使用感があっても割れや欠けがなければ問題ありませんが、未使用品や共箱付きは特に好条件です。
4. 共箱・添え状などの付属品
元箱や由緒書き、購入時の記録があると信頼性が高まり、評価もアップします。
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■ 【買取事例】端渓硯と古墨のセットを名古屋市内で買取
先日、名古屋市千種区のお客様よりご依頼いただいた買取では、清代後期の端渓硯と共に、明治時代の古墨が複数点セットで出てきました。硯には丁寧な彫刻が施され、使用感も少ない状態。査定額は42万円となり、お客様にもご満足いただけました。
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■ 書道具全体の買取も対応|硯だけでなく墨・筆・文鎮も対象
当店では硯のみならず、墨・筆・紙・文鎮・印材・筆架・硯箱など、書道具一式の買取も行っております。故人が愛用されていた道具や、使用予定のない未使用品など、ぜひ一度ご相談ください。
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■ 名古屋市を中心に東海全域対応|出張査定・即日対応
名古屋市をはじめ、愛知・岐阜・三重・静岡など東海地方での出張買取を行っております。査定は無料、お電話一本で即日対応も可能です。ご自宅に眠る書道具、捨ててしまう前にぜひ専門家にお見せください。
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■ まとめ|硯の価値は想像以上。処分前にご相談を
見た目は地味な硯も、実は高額買取の対象になる場合があります。とくに有名産地の硯や作家物、保存状態の良いものは、専門店ならではの査定で正当に評価されます。まずはお気軽にご相談ください。
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■ お問い合わせ先
骨董品買取の専門店
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