2025/09/03骨董品買取BLOG
【中国の紫砂急須をお客様より買取しました】
中国の紫砂急須をお客様より買取しました|名古屋骨董品買取の専門店
こんにちは。名古屋を拠点に骨董品・美術品の査定・買取を承っております「骨董品買取の専門店」でございます。
当店では日々、掛軸・茶道具・仏具・書画・中国美術など、幅広いお品物をお客様よりお譲りいただいておりますが、今回はその中でも特に人気が高い 「中国の紫砂急須(しさきゅうす)」 をお買取りしましたので、その事例をご紹介いたします。
紫砂急須とは?
紫砂急須は、中国江蘇省宜興(ぎこう)で採れる「紫砂土(しさど)」を用いて作られる急須のことです。明代の中期から生産が始まり、今日まで連綿と続く伝統工芸品であり、中国茶文化を代表する茶器のひとつです。
紫砂土は多孔質であるため、お茶の香りを吸い込みやすく、使い込むほどに艶と深みを増します。そのため「急須を育てる」と表現されることもあり、実用品であると同時に芸術品としても価値が認められています。
紫砂急須の代表的な作家
紫砂急須は無銘の品も多くありますが、名工による作品はコレクターから非常に高く評価されます。代表的な作家を挙げますと:
- 時大彬(じたいひん) … 明代の巨匠。紫砂急須の祖とされる人物。
- 陳鳴遠(ちんめいえん) … 清代に活躍。書や彫刻を施した作品が有名。
- 顧景舟(こけいしゅう) … 近現代の大師。20世紀の紫砂工芸を代表する人物。
- 呉雲根(ごうんこん) … 精緻な造形で知られる清末の作家。
- 裴石民(はいせきみん) … 民国期を代表する紫砂作家。
- 蒋蓉(しょうよう) … 花や昆虫をかたどった写実的な作品で人気を集めた女性作家。
- 顾绍培(こしょうはい) … 現代における高名な紫砂工芸家。
こうした作家物は、近年の中国美術品ブームの影響もあり、市場で高額取引される傾向にあります。
今回の買取事例
今回お持ち込みいただいたのは、名古屋市内にお住まいのお客様。ご家族の遺品整理の中で見つかった紫砂急須を査定してほしいとのご相談でした。
拝見させていただくと、清朝末期から民国期にかけての紫砂急須が数点あり、いずれも保存状態が良好。底款に作家銘が確認でき、紫砂土の質感も優れておりました。共箱も一部残っており、真贋をしっかり確認したうえで高価買取を実現できました。
紫砂急須は一見シンプルに見えても、土の種類、焼成の状態、造形のバランス、把手や注ぎ口の仕上げなど、多くのポイントが査定額に影響します。特に:
- 底款(作家の刻印)の有無
- 箱や書付の有無
- ヒビや欠け、補修の有無
- 使用頻度による内部の状態
などが重要です。今回のお品物は大切に保管されていたため、非常に良い評価をさせていただきました。
紫砂急須の市場価値と需要
近年、紫砂急須は世界的に再評価されており、中国国内の富裕層コレクターを中心に需要が拡大しています。オークション市場でも高額落札が相次ぎ、名工による紫砂急須は数百万円から数千万円で取引されることもあります。
また、実用的にも優れているため、茶道愛好家・煎茶愛好家の間でも人気が高いのが特徴です。「古い紫砂急須を手に入れたい」「作家物の茶壺を探している」という需要が強いため、買取市場でも安定した評価が続いています。
当店での紫砂急須の買取について
当店「骨董品買取の専門店」では、紫砂急須をはじめとする中国美術品や茶道具の査定・買取を行っております。
- 紫砂急須
- 中国茶器(茶杯・茶壺)
- 景徳鎮をはじめとする中国陶磁器
- 中国書画・掛軸
- 香木・仏具・漆器
といった幅広い分野を専門的に取り扱っております。
特に「茶道具と一緒に売却したい」「遺品整理でまとめて査定してほしい」というご依頼にも柔軟に対応可能です。出張買取も承っておりますので、名古屋市内はもちろん、愛知・岐阜・三重・静岡といった東海エリアにお住まいの方もぜひご相談ください。
まとめ
今回ご紹介した紫砂急須は、中国美術の中でも特に需要が高い分野です。作家物や時代物の急須はもちろん、無銘であっても状態によっては思わぬ高値が付くことがあります。
「ご実家の整理で見つかった紫砂急須が気になる」
「古い茶器をどうしたら良いかわからない」
そんな時はぜひ、当店へお気軽にご相談ください。経験豊富な鑑定士が、最新の市場相場に基づいて丁寧に査定させていただきます。
▶︎ フリーダイヤル:0120-066-932
▶︎ 公式サイト:骨董品買取の専門店
名古屋で骨董品・中国美術・茶道具の買取なら「骨董品買取の専門店」へ。
紫砂急須の買取実績も豊富にございますので、安心してお任せください