2025/12/17骨董品買取BLOG
遺品整理中に地震が起きた場合の注意点|骨董品と想いを守るために知っておきたいこと
遺品整理中に地震が起きた場合の注意点|骨董品と想いを守るために知っておきたいこと
遺品整理は、単なる片付けではありません。
そこには故人との思い出、ご家族の気持ち、そして時間をかけて受け継がれてきた品々があります。
そんな遺品整理の最中に、もし地震が起きたら――。
実際に近年、遺品整理中の地震による骨董品破損や二次被害の相談は増えています。
この記事では、遺品整理中に地震が起きた場合の具体的な注意点と、
骨董品を扱う際に本当に大切な考え方を、専門店の視点でお伝えします。
■ まず最優先すべきは「人の安全」
遺品整理中に地震が起きた場合、
何よりも優先すべきは人命とご自身の安全です。
- 倒れそうな棚・仏壇・食器棚からすぐ離れる
- 無理に骨董品や荷物を押さえようとしない
- 揺れが収まるまで安全な場所で身を守る
「大切な遺品だから」と咄嗟に手を伸ばしてしまい、
ケガを負ってしまうケースも少なくありません。
骨董品は代えがききますが、人の命は代えられません。
■ 揺れが収まった直後にやってはいけないこと
地震の直後、気が動転した状態で行動してしまうと、
骨董品にさらなるダメージを与える恐れがあります。
× 割れた陶磁器を素手で触る
急須・茶碗・香炉などは、見えない細かな破片で手を切る危険があります。
× 倒れた掛軸や書画を無理に広げる
裂け・折れ・表装の剥離が進行する可能性があります。
× 価値がないと決めつけて処分する
一部破損していても、作家物や希少品は査定対象になることが多くあります。
■ 遺品整理中の地震で特に注意すべき骨董品
- 茶道具・煎茶道具(急須・湯呑・茶托)
- 香木・香道具(割れ・欠け・乾燥)
- 鉄瓶・金属工芸品(転倒による床や品物への衝撃)
- 掛軸・書画・古文書
- 仏具・仏壇周りの骨董品
遺品整理中は、普段よりも品物が仮置き状態になりやすく、
地震の揺れによる被害が拡大しがちです。
■ 地震後は「一旦すべて止める」判断も大切
地震の後、
- 気持ちが落ち着かない
- 何が壊れているのか分からない
- 判断力が鈍っている
こうした状態で遺品整理を続けるのは危険です。
無理に作業を進めず、一旦整理を止めることも、
結果的に遺品と想いを守る選択になります。
■ 遺品整理と骨董査定は「同時」でも「後日」でも可能
「整理を止めたら、査定のタイミングを逃すのでは?」
そう心配される方もいらっしゃいます。
ですが、骨董品の査定は、
- 整理途中の状態
- 箱に戻せていない状態
- 多少の破損がある状態
でも問題ありません。
むしろ、地震後の不安定な状況こそ、専門店へ相談する価値があります。
■ 骨董品買取専門店としてお伝えしたいこと
遺品整理は、心にも体にも大きな負担がかかる作業です。
そこに地震という予期せぬ出来事が重なると、判断が難しくなるのは当然です。
当店では、
- 遺品整理中の骨董品相談
- 地震後の状態確認・査定
- 処分前の価値判断アドバイス
を、無理な買取をせず、丁寧に対応しております。
■ 遺品整理中の骨董品でお困りの方へ
「地震で倒れてしまった」
「割れているけれど価値があるのか分からない」
そんな時こそ、自己判断せずご相談ください。
骨董品買取専門店 名古屋本店
公式サイト:https://kaitori-art.com/
電話番号:0120-066-932
大切な想いと品を、次の世代へつなぐお手伝いをいたします。
