【中国書画作家特集・第4回】歴史的名筆と高額査定の実例をご紹介|骨董買取専門 - 名古屋市の骨董品買取専門店

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2025/06/21骨董品買取BLOG

【中国書画作家特集・第4回】歴史的名筆と高額査定の実例をご紹介|骨董買取専門

【中国書画作家特集・第4回】歴史的名筆と高額査定の実例をご紹介|骨董買取専門

中国書画は芸術性だけでなく、文化的・歴史的背景をもとに市場価値が高騰しているジャンルです。
本日はその中でも特に注目される5名の作家を取り上げ、作品の特徴と実際の高価買取事例をご紹介いたします。

1. 董其昌(とう きしょう/Dong Qichang, 1555–1636)

特徴と評価:

・明代中期を代表する文人画家
・南宗画と北宗画の融合を試みた革新的理論家
・山水画は清澄で静謐。書にも優れ、文人層から高く評価される

成功事例(名古屋市千種区)

古書店の整理で見つかった掛軸が董其昌の古写と判明。肉筆と確定し、保存状態も良好で220万円にてご成約。お客様は戦前から保管されていたそうです。

2. 李可染(り かせん/Li Keran, 1907–1989)

特徴と評価:

・近現代中国山水画の先導者
・水墨に赤い差し色を加えた「紅太陽山水」が代表作
・伝統と現代の融合によるダイナミックな作風で人気急上昇中

成功事例(岐阜県各務原市)

巻物作品をお持ち込みいただいた案件。鑑定後、李可染の真筆と判明し、980万円での高額買取に。赤と黒のコントラストが美しく、額装保存も評価の対象となりました。

3. 呉昌碩(ご しょうせき/Wu Changshuo, 1844–1927)

特徴と評価:

・書・画・篆刻すべてに通じた三絶の達人
・特に花卉画や石榴、梅、牡丹などに力強さがある
・篆書と花鳥を融合した画風が特徴的

成功事例(静岡県静岡市葵区)

ご実家の蔵で見つかった掛軸を査定。呉昌碩の牡丹図と判定され、165万円での即日買取となりました。軸先や箱書きも評価され、付属品の重要性が再確認されました。

4. 徐悲鴻(じょ ひこう/Xu Beihong, 1895–1953)

特徴と評価:

・近代リアリズムを中国絵画に導入した革新者
・特に「奔馬図」シリーズが有名で、勢いある馬の姿が高評価
・油彩と水墨の両方で活躍した多才な作家

成功事例(三重県桑名市)

旧家整理中に見つかった水墨馬の図。徐悲鴻特有の力強い構図が特徴で、真作判定後に920万円での買取が成立。ご家族の方が古い写真付きで保存していたことも信頼材料となりました。

5. 傅抱石(ふ ほうせき/Fu Baoshi, 1904–1965)

特徴と評価:

・山水画と人物画に秀で、激しい筆勢と詩情ある構図で知られる
・詩・書・画の融合を追求した現代中国の巨匠
・日本留学経験もあり、日本国内での所蔵例も多い

成功事例(愛知県岡崎市)

出張査定にて発見された一幅が傅抱石の山水図と判明。鑑定書を取得後、1880万円の高額成約となりました。落款と詩句が作品に一体化し、非常に芸術性の高い逸品でした。

【中国書画は「真贋」と「保存状態」で価値が決まる】

✅ 真作かどうかの見極めが非常に重要
✅ 模写でも保存状態や時代背景によって評価されることあり
✅ 署名・落款・印章・共箱・由来書なども評価対象

【無料査定・出張対応中】

骨董品専門の当店では、愛知・岐阜・三重・静岡など東海地方全域で、中国書画の高価買取を実施中です。
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【まとめ】

中国書画は、芸術性と文化的背景、さらに作者の評価によって相場が大きく変動します。今回ご紹介した作家たちは、市場での流通量も限られ、状態が良ければ数千万円単位での買取も期待できます。
査定・相談は無料ですので、ぜひお気軽にご相談ください。

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