中国古美術 銅造 如来立像(金銅仏)の魅力 - 名古屋市の骨董品買取専門店

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2026/02/18骨董品買取BLOG

中国古美術 銅造 如来立像(金銅仏)の魅力

この像は、中国の南北朝時代から唐代、あるいはその様式を汲んだ後世の作例を彷彿とさせる、古雅な佇まいが特徴です。小ぶりながらも、当時の人々の信仰心と高い鋳造技術が凝縮されています。

素材感と経年変化: 表面に現れた深い緑色の錆は、長い年月を経て土中や空気中で育まれたものであり、骨董価値を左右する重要な鑑賞ポイントです。

様式: 穏やかな表情と、厚手の衣が重なり合う流麗な衣文の表現が、東洋美術特有の精神性を表現しています。

背面の空洞: 背中に見られる大きな開口部は、鋳造時のガス抜きや、内部に経典や供物を納めるための「納入品」用のスペースと考えられます。こうした構造は、古い仏像に見られる特徴的な意匠です。

蓮華座: 足元の反り返った蓮の花弁は、北魏様式などの古様を伝えています。四脚のような形状の台座は、金銅仏における伝統的な形式の一つです。

深い緑青に包まれた、神秘的な美しさを放つ中国の金銅仏です。流れるような衣のラインと、穏やかな表情は、見る者の心を落ち着かせます。背面の意匠や底部の造形など、時代考証の深さを感じさせるディテールが随所に見られ、茶室の飾りやコレクションの主役として相応しい逸品。歴史の息吹をそのままに閉じ込めた、貴重な仏教美術をご堪能ください。

 

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